ヨーロッパ編 その四 ライターアルム 後編
【前回 、 ヨーロッパ編 その四 ライターアルム 前編の続きです。】
無事に決勝戦まで駒を進めて、全集中で臨んだ決勝戦!
riders ready attention go!のかけ声で4人一斉に飛び出し、この時点では1番手、
スタートセクション後半でミスって3番手に。
そこからはなかなか抜けずに3番手のまま最終バンクへ
その最終バンクでインサイドが空いたのを見逃さず入り込んで抜き2番手に!
ゴール手前で1位との差ギリギリまで追い上げましたが2位!
もう少しだったのに!と最初は悔しい気持ちでしたが、この大会で2位になれた事はどんどん嬉しい気持ちに変わっていきました。
普段通りに5分ぐらいゴールエリアで過ごして、特に変わったこともなく、レネコーチの居るスタートエリアに戻りました。
一緒に喜んでくれるはずのコーチが深刻な様子で「ケンシン失格だよ…」と英語で伝えてきました。
一瞬、訳がわからず、????でいっぱいでした。
理由としては、自分がゴールエリアから出た後にもう一度WAX検査があり、それを受けなかったから。と言う事でした。
決勝後にWAX検査があると知らず、その場でも引き止められずだったので、どうにかならないかとコーチも交渉してくれましたが覆ることなく、まさかの失格と言う結果になりました。
正直、悔しい気持ちもありました。
ここで2位になれていればFISポイント160ポイントが入りナショナルチームの基準もクリアして、今シーズンの目標であるワールドカップ参戦の基準も取れていたはずだったからです。
しかし、自分の責任だと謝ってくれるコーチの姿や応援してくれたり一緒に悔しがってくれる人達の姿を見ていたら、
ここまでやれたんだから、また次も勝てる!!
そんな気持ちが強くなりました。
次の日の大会でまた勝てば良いや!
そう思っていましたが、翌日の結果は11位!
そんなに上手くはいきませんでした。笑
今回の教訓!ゴールエリアから出る時は必ずしっかり確認をとるべし。
次回は、イタリアのコーレレ戦です。